今日の飛行船(5月12日)
以前、NTは徳島県の吉野川をさかのぼるフライトをしています。
NHK徳島放送局の特番によるものだったのですが、今回はその第二弾。
徳島の海岸線を北から南に飛ぶというもの。 >こちら
残念ながら徳島県内だけの放送ですね。
吉野川フライトの番組はドキュメンタリーのようなもので、にぎやかなリポーターの実況もなく、じっくり飛行船の旅を楽しめましたが、今回もそんな番組になるのでしょう。
こういうフライト番組を日本全国やってくれないかな・・・なんて思うのは贅沢でしょうか。
走る電車の前面展望の映像をDVDにしたものを見かけますが、飛行船でも空からのパノラマ映像をDVDにできないものだろうか。売れそうな気もするけれど。
さてこの日、NACのホームページでは徳島北島町の係留地から関西空港へと戻るフライトが予告されていました。
《8時20分〜14時20分》と、フライト時間は6時間あるから、撮影しながら帰るのでしょう。
となれば、おそらく番組のハイライトのひとつとなる鳴門海峡で撮りたい。
朝7時に徳島に着きましたが、まだレンタカー屋さんが開いてません。
プレハブ小屋のような事務所の前にぽつんと座って待っていると、普段着姿で自転車に乗ったおじさんがやってきました。
車に乗り込んで、まずは係留地へ。
時間はあまりないけど、どんなところにいるのか見たい。
《飛行船どこ》で見ていた位置情報をもとに、北島町の係留地に着きました。が。
工事用の白い壁がぐるりと係留地を取り囲み、NTの尾翼しか見えません。
車輌が出入りする入口も、中が見えない可動式パネルで閉じられ、警備員が一人所在なげに立っています。
しかたないなあ。
こういうとき、183cmの身長がありがたい。
サラリーマン時代は《人間脚立》と呼ばれ、高いところにあるモノを取らされていた僕。
カメラを持った手を高く伸ばせば壁より上になる。ノーファインダーで何枚か撮ればなんとか飛行船が写っていました。
しかし、飛んでいる飛行船は誰でも見られます。
係留地を出ると、目的地の鳴門公園までは約20km。
ポンポと違って、ホンダ・フィットは音もなくぐんぐ走る。途中、高速道路まで走って鳴門公園の駐車場に到着。
と、ふと見れば青空に早くも白い飛行船。
駐車場からは大鳴門橋はもちろん見えません。
展望台まで階段を駆け上がる。(駐車場から展望台まではエスカレーターがあるのだけど、そのときが気がつかなかった)
いつもこんなんばっかりだ、と荒い息をつきながらカメラを構えます。
徳島側から見る大鳴門橋は午前中は残念ながら逆光ですが、ぜいたくは言えません。
NTはゆっくりと橋のまわりをぐるりと二回旋回します。
飛行船が展望台の近くに来るたびに手を振る僕。
よけいなことに、手じゃ小さいかと思い、着ていた白いTシャツを脱いで振りました。
(さすがに裸にはならない)
TVカメラに映ったかもしれませんが・・・、本編ではカットされるでしょうね、たぶん。
NTはそのまま光る海をバックに南へと飛び去って行きました。
飛びたった飛行船は関西空港に戻ります。
勝手に、室戸岬→徳島→淡路島南岸→和歌山→関西空港、というルートを想像し、
その帰り道で出会えるだろう、と徳島市街を一望できる眉山(びざん)に登りました。
眺めはさすがに素晴らしい。
ところが、待てども南から戻ってくるはずのNTは姿を現しません。
結局、僕の想像したルートよりもずっと南の海上を本州に渡ってしまったようでした。
NTを見られたのは、朝だけでした。
このためだけにバスに一晩揺られてきたのかと思うと、さすがに後悔する気持ちがないわけではない。
でも、ここに来なければ真っ青な海と空の間を飛ぶNTは見られなかったのですから、それで満足することにしましょう。
願わくば、ぜひ日本全国の海岸線を飛ぶ遊覧クルーズをやってほしいな。そしてその映像を見たい。
飛ばすのもお金がかかるし、撮影機材(《エース》という空撮カメラ)も高いけど・・・
NHKの受信料を二倍払うから。
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