今日の飛行船スマイル号(石狩係留地/札幌)

朝のスマイル号。

ゴー! の合図で草の上を滑り出す。

離陸。



曇り空を飛ぶ。

札幌市内へ。

羊ヶ丘から遠くの空に。

晴れていたらなあ・・・とため息。大きな銀色の建物は日ハムの本拠地札幌ドーム。

「あー、スマイル君。ちょっと待ってくれたまえ」

わずかにエンベロープが光り始めた。豊平橋から。

ときおり低く垂れ込めた雲の中に隠れてしまう。悪条件の中のフライト。

飛び続ける。

今年のスマイル号のラストカット。また来年。
飛行船を撮るとき、朝から雨だと精神的に半分くらいは落ち込みます。
絵文字にある右肩下がりの矢印がぴったりくる。
それでも係留地へ行き、かすかな風に揺れている飛行船を見るとほっとするのです。
空は分厚い雲に覆われていますが、昨日までの北からの強い風は南からの微風に変わっていました。
10時前にグランドクルーが到着し、てきぱきと離陸の準備。
スマイル号はマストオフするとワイヤーを引かれて係留地の隅っこへ連れて行かれます。
プロペラが90°垂直になるNTと違って、ライトシップA60という機体は離陸するためにある程度の滑空距離が必要になります。プロペラが回転数を上げ、およそスマイル号3機分、約100メートル程度を滑るように飛ぶと、スマイル号はふわりと曇り空に舞い上がりました。
今日は本フライトの前に関係者用のショートフライトをしてから札幌へ向かったスマイル号。
今夜には東京に帰らないといけないので、僕もスマイル号を追いかけて札幌へ向かいました。
車で移動するときには、ごちゃごちゃした街の中で撮るのはちょっと億劫になります。なにより駐車場を探すのがやっかいで、お金もかかる。
なので僕は、あちこちで渋滞している札幌の中心部を抜け、市街地の南の端にある羊ヶ丘公園へ向かいました。
小高い丘陵地帯を登るとぱっと視界が開け、札幌の東側(新さっぽろ周辺)が見渡せます。
肝心のスマイル号は? と頭を巡らせると、ちょうと木立の影に隠れてしまうところ。写真を撮る間もなく千歳方面へ飛び去ってしまいました。
このまま待っていれば、また戻ってくるはずです。
丘を訪れた観光客がほぼ間違いなくクラーク博士の真似をするのを眺めながら、一時間ほどたたずんでいると、再びスマイル号が姿を現し、今度は江別方面へと遠ざかって行きました。
1.2の視力があれば、スマイル号が砂粒ほどに小さくなっても、どこを飛んでいるのかがわかります。午後2時を過ぎると、スマイル号は札幌に戻ってくることなく、(おそらく石狩川の上を飛んで)係留地に戻っていきました。
戻るのが早いので、もう一度飛んで来るだろうと思って羊ヶ丘で待っていましたが、夕方になっても飛んでくる気配がありません。
丘を降りて豊平川まで来ると、札幌の中心部をぐるぐると旋回するスマイル号が見えました。分厚く垂れ込めた雲の下を飛び続けています。
今年のスマイル号もいよいよこれで見納め。
だんだんと暗くなってくる札幌の街を走りまわり、帰りの飛行機を出発時刻を気にしながら粘ります。
18時23分、大通公園でほぼ真上に来たスマイル号を見届けて札幌を後にしました。
* * *
今年は佐賀、京都、岐阜、東京、札幌と、いろんな空を飛ぶスマイル号を見てきました。
いろいろあって会えない時期もありましたが、ゴールの北海道で見られて本当によかった。
二ヶ月間のフライトを支えてきたスタッフ、クルーさんに感謝感謝です。
とはいえ、僕が見られなかったスマイル号風景はまだまだたくさんあることでしょう。
見たい、と思う。
そんなわけで、来年も会えますように。
See your smile again!
| 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)
























































































































